教育新時代の幕開け

29 12月 2019

発達障がい改善で有名なEES協会さんの会報誌に小沢先生の鼎談がが掲載されました。

志教育の達人 出口光 先生、脳教育の達人 鈴木正平 先生、武道教育の達人 小沢隆 先生と言う、新時代を切り開く教育者の先生方が、未来の子どもたちの教育を本気で考えた鼎談です。
ぜひご確認下さい。

出口先生
志教育プロジェクト
https://kokorozashi.me/index_sp.html

鈴木先生
エジソン・アインシュタインスクール協会
https://gado.or.jp

小沢先生
ディヤーナ国際学園
http://www.dhyana-jp.com

“志”こそが人類と地球の未来を救う!
~私たち大人は、子供たちの未来のためにどう生きるべきか~

鈴木
今日は、「子供の未来を変えたい」という熱い想いのお二人に来て頂きました。
出口先生は、戦前の宗教界で大活躍をされた大本教の出口王仁三郎氏のひ孫のお一人とお聞きしています。何かご縁を感じます。
出口
どういうことですか。
鈴木
日本三景の一つである京都・宮津の天橋立の根本の所に、眞名井神社という由緒正しい神社があります。昨年、その眞名井神社の遷宮が180年ぶりに行なわれました。幸運にもと緑があって、その遷宮事 業に、数年前から参加させて頂きました。
出口
そうだったんですか。曾祖父と眞名井神社のいきさつは、親から聞いております。

出口先生の人生の転機

鈴木
その出口先生が、志教育を始められた経緯を、教えて頂けますか。
出口
なぜか私には、良い世の中を作りたいという強い想いが、小さい頃からありました。でも、自分には無理、知恵も力もない。だったら、何か他の事をしなきゃいけない。でも、何をやったら良いのか全く思い当たらず、少年時代は、ずっと悶々としていました。
鈴木
私にもそんな時期がありました。
出口
「弥勒の世を創る、理想社会を創るというのは、私には無理」と、心から思っていました。「自分には絶対無理だ。能力のない人聞にできるわけがない」と、自己否定する青春時代だったんです。
鈴木
それがどうして。
出口
大学時代、“学問で良い世の中を作る”というアメリカのベストセラー小説を読み、「これだ!」と閃きました。これなら自分でも良い世の中をつくれるかもしれない、と思ってアメリカに行きました。
鈴木
凄い行動力ですね。

出口先生の覚悟

鈴木
ところで、先生が主宰されているメキキの会について教えていただけますか。
出口
人生で死を強く意識したある日、「ああ、やるべきことはやらなきゃいけない!」と強く思いました。
鈴木
それは、何年くらい前のことですか。
出口
27-8年前のことです。当時、上場企業の役員をしていました。何をすべきか分からない状態でした。
鈴木
そうだつたんですか。
出口
それが、「このままいったら、世界がドンドンひどくなるだろう。何とかしなくちゃいけない。何か行動を起こそう!」と覚悟を決めたんです。そしたら、3年後にメキキの会ができちゃったわけですね。
鈴木
覚悟が大事なんですね。

メキキの会と“志教育”

鈴木
ところで、どうして“メキキの会”なのですか。
出口
「目利き」という言葉には、本質を見抜くという意味があります。自分の専門性を持つという意昧もあります。「本質を見抜く、志のある人々が、それぞれの専門性を通してつながっていくことで、良い世の中を創る」そういう人間関係を作ろうと考え、メキキの会を作った次第です。
鈴木
そうだったんですか。
出口
人間の崇高な“志”を引き出す。それを、子供達向けにやろうということで、“志教育”というプロジェクトを始めたのです。

“志”で癌が消えた!!

小沢
出口先生は若い時に、死ぬかもしれないような強烈な経験をされたんですよね。
出口
はい。子供が小さい頃に、癌にかかっていることが分かったんです。医者からは、「悪性黒色腫という癌で、あと半年の命です」と宣告されました。
鈴木
それは大変でしたね。ご心中を察します。
出口
そしたら、半年で死ぬはすだったのに元気になってしまった。(笑)
鈴木
へえ、びっくりですね。余命半年の方がねえ。
出口
治っちゃったんですよ。不思議ですよね。
鈴木
どうしてですか。やっぱり、ご先祖様のお導きがあったんじゃないんですか。
出口
「志に生きよう」というのが良かったんですね。メキキの会は、一人一人が“志”を発表し合う場になったのです。宇宙戦艦ヤマトの松本零士さんやドラゴンボールZの小山高生さん、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんなど、多くの方が賛同して下さっています。
鈴木
有名な人たちばかりですね。
出口
お互いを認め合い、“志”をつないで広めて行く。本来、一人ひとりの人間の中に、誰でも崇高な“志”が眠っているのです。それなのに、みんなそれを否定して生きてる。まあ、私みたいなもんですね。
鈴木
私もそうです。

“志教育”の実践

出口
人間は、“志”を見つけたら、自然に行動するようになります。学ぶようになるし、工夫するようにもなります。幕末の志士である吉田松陰は「志を立て、以って万事の源となす。志がすべての源(モト)である」とも言っています。
鈴木
なるほど。
出口
広島に白木高校という学校がありました。私が関わる前は、校舎のガラスが割れた、すさまじい学校でした。それが、“志教育”を学んだ先生が教育現場で、高校生に魂の教育を実践したのです。それまでは、入学一年目の生徒の内、大体クラスの3分の1が辞めていたそうなんですが、その年には、一人しか辞めなかったそうです。
鈴木
ほう。
出口
2年目も同じ成果だったんです。そこで職員室で、“志教育”を実践した先生に「あなた何してんの?」という事になって、結果、その学校の先生たちがみんな、“志教育”を学ぶようになったんです。
小沢
すごいですね。
出口
だけども、3年後に廃校が決まっていたんですね。一度、その高校に招待されたことがあります。すごく礼儀正しい学校になっていました。親が子供を、地元で入れたい学校になっていました。
鈴木
廃校とは、とても残念ですね。

“志教育”が子供を大きく変える

出口
今、どんどん人間から、ソーシャルスキルが失われています。子供達はスマホを上手に使うんですが、直接の会話がまともに出来ないんですよね。
小沢
その通りです。
出口
人間に向き合うことを極端に避けて、半分引きこもってる状態のような子が増えているんですね。そういった子供達に、人と関係する楽しみみたいなものを学んで貰ったらと思っています。
鈴木
同感です。
出口
“志教育”を高校生達にやってみて、アウトローの子供達の学力が劇的に上がるという事もわかったんです。頭が悪いわけではなくて、“勉強する意味が分からない”という子供達がたくさんいるんです。それが、“志”を持つようになると、劇的に成績が上がるということも、実践から分かりました。
鈴木
すばらしいです。

世界に広がる禅道会空手

小沢
私は、禅道会という空手を創立し、30年以上指導しています。道場は国内だけで200以上あり、道場生は1万人以上になります。大半が子供です。
鈴木
すごいですね。空手を習う子が多くなっているのは知っていました。
小沢
空手は、日本よりも世界で広がっているんですね。禅道会空手も、海外25か国で広まっています。特|こロシアで広まっています。
鈴木
小沢先生が、空手を始められた経緯や、問題を抱えている青少年の改善指導のためにNPO法人を設立し、ディヤーナ国際学園を創設運営していることは、当協会の会報誌でもご紹介させて頂をました。そのNPO法人がこの度めでたく認定NPO法人になったそうですね。小沢先生の活動が認められたということですね。本当に、おめでとうございます。
小沢
ありがとうございます。
出口
私も小沢先生の活動のお話を聞いて、メキキの会でも特別顧問になって頂いたという次第です。

年々悪化する家庭問題

小沢
この30数年の中で、虐待、いじめ、不登校、引きこもり、家庭内暴力、社会不適応といった、深刻な問題を抱えた子供の数が急激に増加してきました。子殺し、親殺しも増えています。これからは、もっと増加するでしょう。
出口
同感です。
小沢
空手指導をしていると、息子さん娘さんから家庭内暴力を受けた親御さんが、“駆け込み寺”と勘違いして、駆け込んでくるのです。
鈴木
え、親がですか。
小沢
息子に片手を折られたお父さんが、もう片方の手で必死にトラックを運転して、助けを求めて来たこともありました。体中を子供に殴られ、顔中を腫らして、「何とかして下さい!」とすがってきたお母さんもいました。
鈴木
そんな親御さんに、小沢先生はどう向き合われたのですか。
小沢
最初は逃げ回ってました。居留守を使ったこともあります。それでも、ずっと帰らないで待っているんです。仕方なく後ろから回って、今、丁度帰ってきたような振りをして、対応したこともあります。
鈴木
大変でしたね。

ディヤーナ国際学園の教育システム

小沢
親から必死のSOSが余りにも増えたので、覚悟を決め、この問題と正面から向き合うために、ディヤーナ国際学園を創設したのです。
鈴木
ディヤーナ国際学園の教育システムを教えて下さい。
小沢
義務教育が終わったら、フィリピンやタイ、カンボジア、ラオスなどの道場に留学させ、現地で農業体験をさせながら、集団生活に慣れさせます。帰国後は、高校卒業の資格を取らせています。どの子も、精神的に大きく成長して帰ってきますよ。
鈴木
スタッフの方も大変でしょうね。
小沢
みんな必死です。命がけです。興奮した子供に10kgの鉄アレイを投げつけられたスタッフもいました。危機一髪です。まともに当たっていたら、いま生きていませんね。

小沢先生の気づき
子育てに問題あり

小沢
30年の活動を通じて強く感じるのは、小さい時からの親子関係の破綻の問題です。大半の原因はそこにあるように思います。
出口
そうですね。
小沢
身勝手な親の殆どが、独断と偏見で、子供のことを十分に考えずに、無意識に対応しています。親から大きな声で怒鳴られたりして、子供は凄く傷つく。ましてや、学校で級友からイジメを受けたりして いると、はけ口を親に求めます。それが、無理解な親に逆に押さえ込まれて、逃げ場を失って、過剰に反発する。その繰り返しをやっている内に、どうしようも無くなるんです。

子供達の心の闇に光を!

鈴木
負のスパイラルですね。
小沢
そのとおりです。子供達の心の問題なのです。ディヤーナ国際学園の顧問をして頂いている心理学博士で東邦大学医学部の田崎美弥子教授にも大変お世話になりました。
鈴木
田崎美弥子教授には、当協会の会報誌でも対談をお願いしたことがあります。
小沢
その田崎教授から、エジソンアインシユタインスクール協会の鈴木先生のことをお聞きしたのです。実際に、鈴木先生のメソッドを知って大変興味を持ちました。このメソッドは、ディヤーナ国際学 園の子供達に合うんじゃないかと思ったんです。
鈴木
ありがとうございます。
小沢
親を指導するトレーニングセミナーにも参加させて頂き、「これは自分自身のために学ぶ必要がある」と感じました。

空手の稽古現場に異変が起きている

小沢
実は、禅道会空手の道場に来ている子供の大半は小学生なんです。小学校入学前の幼児も沢山います。その子供達の中で、不安定な子供が増えてきているのです。このままでは、空手の稽古にも支障が起きる。「何かあったら危険だ!」と強く感じていました。
鈴木
なるほど。
小沢
この問題を解決する方法として、鈴木先生のメソッドは最適ではないかと感じました。そこで、スタッフにも一緒に指導者養成講座を受講させました。鈴木先生の親子面談や個人レッスンやスマートブレ インコースに何度も立ち合い、最終試験を受け、認定講師に認定されました。
鈴木
本当に、良く努力されました。頭がさがります。

21世紀の文武両道
武道ジーニアス

小沢
親子面談や個人レッスンでは、問題を抱えているはずの子供達の才能が、短時間に次々と引き出されるのを目の当たりにしてピックリしました。自分史上、五本の指に数えられる驚きでした。
鈴木
過分に評価して頂いて、光栄です。
小沢
特に、スマートブレインコースを知って、空手の稽古をした後の子供達に超高速楽習法で学ばせたら、凄い教育ができるんじゃないかと確信しました。そこで、禅道会空手と鈴木先生のメソッドをドッキングさせ、21世紀の文武両道をめざした“武道ジー二アス”という教育プログラムの開発をお願いした次第です。

これまでの教育は古すぎる

鈴木
現在の教育は、150年前の明治維新で行われた富国強兵策の一環として導入されました。強い軍隊をつくるための兵隊の訓練法と、本質的に同じです。スパルタ式に代表されるストレスの教育です。
出口
なるほど。
鈴木
ストレスに打ち勝った者しか、高く評価されません。だから、多くの子供にとって、今の学校教育は楽しくない。辛いんです。だから、心が歪むのです。

世の中が良くならない根本理由

鈴木
ストレス教育で高い評価を受けた一部の人達だけが指導者になっていくのです。どんな人間でも過剰ストレスを受けると、心が歪むのです。志も歪みます。魂も歪みます。実は、私も歪んでいます。
小沢
ははは(笑)、それなら、世界中の大人はみんな歪んでいます。
鈴木
ストレス教育で歪んで育った親は、家庭でも自分の子供に、無意議にストレス教育を押し付けてしまうのです。古い教育は、即刻やめさせなければいけないのです。ストレス教育は、子供達の天与の才能 をダメにする危険な教育なのです。

教育の本質:子供の特性(可能性)を見つけて伸ばすこと

鈴木
教育はとても重要です。教育が無かったら人類は、野獣レベルにとどまり、ここまで文明も発展してきていません。この重要な教育の本質を、真剣に考えない教育者が、世の中に多すぎます。
小沢
鈴木先生の考える教育の本質とは何ですか。
鈴木
それは、人間の可能性を引き出すことです。特に、子供達が潜在的に持っている可能性を見つけて伸ばし、幸せな社会を実現することです。
小沢
なるほど。
鈴木
ストレス教育では、大半の子供達の可能性が潰されてしまいます。落ちこぼれをつくるのは、大人達が子供達に、ストレス教育をムリヤリ押し付けるからです。私には、子供達の心の悲鳴が閣こえます。

“勉強”という漢字の意味

鈴木
イジメがこんなに増えるのも、子供達に合わない教育を無理強いするからです。「勉強」という言葉を日中辞典で調べると「無理強い」と書いてあるそうです。
小沢
なるほど。では、一体どうすればいいのでしょうか。
鈴木
これまでの古い常識に代わる、“新しい常識”が必要だと思います。

脳科学的な教育メソッド
武道ジーニアスと武士道精神

鈴木
昨年末に、世界的な脳神経外科医の篠浦伸禎博士と共著で『発達障害を改善するメカニズムがわかった』という本を、出版しました。
出口
私も、篠浦博士とは何度かお会いしています。
小沢
篠浦博士は、空手を愛好されており、黒帯です。先日、鈴木先生のご紹介で、対談をさせて頂きました。
鈴木
篠浦博士は、脳科学の観点から、「空手を稽古した後のクリアな脳で学ぶと、学習効率が倍加する」とおっしゃっています。空手の稽古を通じて子供達に、日本人が失いつつある「武士道の精神」を学ばせることが、未来社会のために大切なことだとも、おっしゃっていました。

空手指導における“志”教育

小沢
そこで、『武道ジー二アス』の中に、鈴木先生のメソッドの1600枚の超高速楽習力ードや、中学校の内容を高速の歌で楽しく学ぶ学習の他に、『子供に与える111の金言』を速聴で入力する指導をプログラムして頂きました。
出口
それはいいですね。
小沢
これにより、禅道会空手の指導をしながら、出口先生の目指されている、“志教育”が実現すると考えています。将来が楽しみです。実践しているスタッフからは、「子供達よりも、指導している自分の方が楽しい」と報告がきています。

2020年:より良い未来をつくる教育を目指して

鈴木
今年、21世紀のリーダーを育成する最新のツールを発表します。子供一人ひとりの才能を見つけ、効率的に伸ばすだけではなく、“志教育”の基礎となる、乳幼児期と児童期の家庭学習ツールです。
小沢
非常に興味があります。
鈴木
篠浦博士との共著『間違いだらけの子育て』も出版されます。一人ひとりの子供に合った指導のための「教育における周波数理論」と、21世紀最大の家庭教育スキル「目が笑っている笑顔」もと紹介します。実践すれば確実に効果があります。そのための体操も考案しました。乞うご期待です。
出口
出版が楽しみです。

子供の世界から「発達障害」を無くしたい

鈴木
私は、医学界に是非お願いしたいことがあります。小さな子供に、簡単に「発達障害」という診断を下さないで欲しいのです。「発達障害」と宣告された子供の親は大きなショックを受けます。「発達障害は治りません」という医者の冷たい言葉に、親は希望を失います。こんな残酷なことはありません。
小沢
その通りです。
鈴木
脳が成長する子供の可能性を全否定するのは、脳科学から考えても明らかに間違いであると篠浦博士もおしゃっています。こんなことをしていたら、人類の未来が無くなってしまいます。せめて「発達特性」あるいは「成長特性」と言い換えるべきです。

50年後100年後の子供の未来のために

鈴木
このままでは、恐らく人類は1000年もちません。100年後の世界は、もっと混乱した社会になるでしょう。
出口
子供達のために、今こそ高い“志”を持って美しい地球を取り戻し、人類万類の幸せを共に創らなければなりません。
小沢
同感です。
鈴木
日本中の志のある人々の力をお借りして、50年後100年後の子供達のために良い世の中を創っていきたいと患います。本日は、誠にありがとうございました。