私が看護師を目指そうと思ったわけ ⑭

08 11月 2012

◎出産

2009年3月1日

あたしは元気な男の子を出産した

結局母は来なかった
母に
『どうしても孫に会ってほしい』
と伝えたら
『そんなの孫でもないし可愛くもない』
と言われた

周りの人はみんな親戚や知人がきて祝福している

しかし私は親が周りに隠していたため
誰にも知られることなく出産した

当然面会者なんて誰も来ない

18才で本当ならまだ高校生
未婚
世間の白い目

私は施設に入っていたので
携帯電話も持っていなく
お金もないので知人に電話もかけられない

一人ぼっちだった

その夜
私は泣いた
人前では決して涙を見せない私が声を出して泣いた

その時看護師は一晩中そばにいてくれた
何も言わなかった

ただそばにいてくれた

この時
私は自分が欲しているものがわかった

それは嘘偽りない愛情だった

世間体とか
学歴とか
そういうのが全く関係ない
真の愛情

私はそういう愛情を親から感じ取ることが全く出来なかった

この時私は看護師になりたいと思うようになった

看護師になって自分も人を励ます立場になりたいと思った

退院後私は勉強を始めた

結局初節句も息子は誰にも祝われなかった
おもちゃの鯉のぼりを買ってあげた

でもなぜか息子を不幸だとは思わなかった

だって私がいるもん

父親がいなくても
祖父母がいなくても

母親の私がそばにいるもん

なぜかよくわからないけど不思議とそう思えた