森林浴発祥の地へ

15 8月 2021

日差しも厳しく、真夏日や猛暑日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日、そんな暑さを少しでも和らげようと避暑地を求めてプチ旅行を行いました。
コロナ禍ですので、行先は県内の木曽地方です。

目的地に着く前に立ち寄ったのは中山道の宿場の一つである奈良井宿。
奈良井宿は宿場時代の町並みが現在までほぼ完全に保存されており、「伝統的建造物群保存地区」の指定を受けているそうです。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気で、私達が到着した時間が少し遅かったこともありお店はほとんどが閉まっていて、時期的なこともあるのか訪れている人もまばらだったこともあり、より一層町並みが際立っていたように感じました。少し雲も出て散歩するには丁度良く、端から端までおよそ1㎞の道のりを往復してゆっくり歩きながらその空気を堪能しました。雲が出たとはいえ少し歩いただけで汗が流れたのですが点在する水場の水の冷たいこと。束の間水に涼を感じながら歩き、晴天の青空と建物とのコントラストがとてもきれいで思わず写真を撮りました。

その後木曽駒高原へ。
国道から逸れて少しずつ標高が上がっていくと景色もより一層木々に囲まれていき、気温もだいぶ下がります。普段生活している飯伊地区も山に囲まれていますが、見える景色も印象が違い新鮮です。ゲストハウスに到着すると可愛らしいワンちゃんに出迎えられました。周りに一切の騒音が無く静かで、ゆっくりとした時間が流れます。夕食後には皆で花火をしました。火薬の匂いに懐かしさを感じつつ皆童心に帰った時間でした。

翌日、いよいよ森林浴発祥の地【赤沢自然休養林】へ。
どんどん山の中へ向かい回りの視界は昨日よりも更に木々に覆われていました。少し視界が広がり目的地に到着すると、駐車場にはすでに多くの家族ずれが訪れていました。車から降りまず目に飛び込んできたのは目の前に広がる澄んだ水。川底まで見えるほど澄んだ水が流れており、魚の姿も見えるほどで、思わず「おお~」と声が出てしまいます。

赤沢美林とも呼ばれており、天然木曽ヒノキを中心に樹齢300年を超える巨木も多く、古くから伊勢神宮の御神木として管理されているそうです。
約2㎞の区間にわたって往復30分ほどの森林鉄道が走っており、森林公園についての解説を聞きながら雄大な美林を縫って走るトロッコに乗ると、徒歩とは違った景色と清々しさが味わえます。切符もヒノキです!

また、いくつかの散策コースがあり1.5㎞~3.3㎞と自分に合ったコースが選択でき、個々のペースで歩くことができます。横を流れる川はきれいだし、空気は澄んでいるし、多くが木陰で体感温度も高くなく、終始心地よく気分よくウォーキングができます。マイナスイオンいっぱいです。こんなウォーキングコースがあれば毎日でも歩きたくなるなと思いました。きっと紅葉の季節もきれいな景色が楽しめることでしょう。
少し汗をかいたあとは目の前の川へダイブ!冷たい水に暑さも忘れます。子供たちも楽しそうに川遊びをしていて少年時代の夏休みの一幕を見ているようでした。

お昼に小沢先生お勧めの蕎麦屋に立ち寄りました。そばの香りが強くのどごしの良い蕎麦にみな感動!
今まで食べた蕎麦の中では確実に上位になると帰りの車中では皆で絶賛しました。同行した生徒も後日蕎麦が美味しかったと周囲に話すほどでした。

まだまだ暑い日が続きますが、林の中に入るだけでも涼しさが違います。皆さんも少し足を延ばしてこの夏山へ向かってみてはいかがでしょうか?

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