コロナに負けるな!がんばろう南信州! 108km歩く旅

05 4月 2021

押忍!体当たり武道家の齋藤です!
武道の達人目指して日々精進しております!(汗)

2021年3月13日〜14日に、空手道禅道会の4段位の昇段試験科目でもあります、108kmを24時間以内に歩く旅!にディヤーナ国際学園高等部の生徒たちと卒業課題として、チャレンジしました!今回も体当たりです!!

1ヶ月前からの準備

一ヶ月前から、準備として10km歩く練習を積んできました。
はじめは、2時間半程度かかり、足も痛く、きついー!と言った感じでしたが、最終的には約1時間半でらくらく歩けるようにまでなってきました!!
これはいけるぞー!と生徒たちとも盛り上がっていました・・・・当日それが糠喜びだったと痛感します涙

応援の絵葉書

歩く練習をSNSや、飯田下伊那地区で絶大な人気の有る地域紙「月刊いいだ」に告知などさせて頂きましたら、なんと!ご近所のおばあちゃんより、応援の絵葉書を頂き、またさらにスポーツドリンクの差し入れをご近所の方からも頂き、このイベントに地域のみなさんも関心応援を頂いていることが、こころから嬉しかったです!

2021年3月14日

10:00 スタート!

なんだかんだで、108km歩行当日! なんと小雨のなか、スタッフ、後援会から起こしくださったサポーターに見送られて10:00スタート!

肌寒いなか、かっぱを着て歩き始めました。
みなれた道をてくてく進みます。生徒たちとも楽しく会話をして、まだまだ楽しいウォーキング気分。
5kmくらいから、一緒に歩いていた生徒が遅れ始め、「もーなにやっとるー!」とスピードを合わせながら歩くほど余裕でした。いま思えば時間がもったいない!

さてさてそんな余裕も10km、20kmと過ぎるとなくなってきました。このころ約15:00。

18:00頃 30km付近

18:00ころに、なんと30km付近・・・・もう生徒をまっている余裕も時間もないのです。 10kmを2時間で歩いて、単純計算で100kmが20時間。休憩や速度が遅くなれば・・・・やばい。

と思ったときにはもう遅く。あたりは薄暗くなってきておりました・・・・
19:00には40kmを過ぎていないと、24時間で108kmを歩ききることは不可能。と言うラインに気づく・・・・
ここからスピードをあげ、無我夢中。 足が痛い。 股関節が痛い。 高低差がこんなにも身体に負担だとは・・・・・

19:00 40km地点 スターバックス駐車場

なんとか、40kmポイントの伊那市のスターバックス駐車場に19:00に到着・・・・
しかし、スパートをかけたので疲労困憊・・・・まだ半分も到達してない・・・・・

でもここからは、伊那市のナイスロード。 平地をすすめるのでここで最初の時間ロスを挽回しないと!!!
と思っても、15分も休んでしまったため、冷えた身体が、硬直と痛みで動いてくれない・・・・
足がでない、痛い。 辛い・・・・
平地なのにスピードがでない・・・・ 5kmごとに休まざる負えす・・・ 休みすぎることがこんなにも負担だとは思わなかった・・・・

そこから、高遠町へ向かい坂道を登ることになる頃には、足が痛い、腰が痛い、股関節が痛い! とにかく辛い!!!!

21:50 50km地点

なんと、50kmについたときには21:50・・・・ 10kmを約3時間・・・・やばい。
ここまできても休憩に10分程度とっており、22:00すぎにリスタート。
休んだ分、身体が冷えて痛い。 膝が足首が固くて曲がらない。 とにかく痛いそれに寒い・・・・ 
もう楽になりたい。やめたい気分に足取りも気分も重くなりながらも、とにかく前へ。足を出せ!自分!! わーーーーーー!!!と大声出して気合を入れる。

2021年3月15日

1:16 60km地点

60kmについた頃には、日付がかわり深夜1:16・・・・
この頃はとにかく寒い。眠い。痛い・・・・・
寝転がって足上げしようとして、座るのすら辛い。寝てても辛い。起きるのが辛い。
辛い、辛い、辛い、痛い・・・・ただそれだけ・・・・

ここから高遠町から諏訪市へ抜ける峠道・・・・
深夜2:00過ぎ・・・
真っ暗な森をただただ歩く・・・・
なにも見えず足元だけ自分の明かりで光っていると、痛みも辛さも眠気も超えて、頭が「ぼんやり」してくる・・・
ぼーっと歩いていると、遠くの方で、先頭を歩く生徒が「斉藤先生、ずいぶんおくれちゃってますね!w」とか、石原副校長が「天くん、生徒に負けちゃだめな・・・」と声が聞こえてくる・・・・
自分の妄想だとは解っていても、感情が揺さぶられ、泣き出しそうな怒りに囚われそうになる・・・・
そうして、ぼーっと歩いていると・・・

突然!
バキバキ!!

  と鹿が飛んでいき小枝が折れる音で驚く!
  危険を感じて音の方向へ空手の構えをとっている自分に気づく。
こんなにも足が痛いのに、少しも身体を動かすのが辛いのに、頭がぼーっとするほど眠いのに・・・・身体は動くのか・・・・まだまだ行けるってことだな。
と思った・・・・

寒さ、痛み、眠気、辛さ・・・そんなものどこか遠くに感じているが、ずっと続いた上り坂が終わったら「すこし休もう」と自分へのご褒美の様に思って歩いていると、真っ暗にカーブの上り坂が終わりそうな気になる。 ああ、やっとあのカーブを抜ければ坂道が終わるのか・・・よかった・・・・
と思うと、そのカーブのさきにはまた上り坂がつづく・・・・・
じゃあ、あれを登れば終わるだろう・・・
と思うとまた先はカーブで見えず・・・その先も上りがずっと続いている・・・・
永遠にもう上りがあるのではないだろうか・・・
僕はどこか無限の上りの世界に迷い込んだんではないだろうか・・・と漆黒世界がそう思わせた・・・・

そんなこんなで、なんとか頂上。
ああ、こんなところで頂上か・・・・なんの感動も嬉しさもない・・・・
とにかく、歩こう・・・・
「あと少し下ればで70mポイントですよ」
と聞こえた。 元気が出た。 やる気がでた。
よし!あと少しだ!と気持ちが前向きになった。のだが、それは逆にまだつかないのか? 少しじゃなかったのか?とただただ感情を逆なでするだけでしかなかった・・・・ 

4:00 70km地点 諏訪市 峠の茶屋

なんとか、70kmの諏訪市の峠の茶屋についたのが早朝4:00・・・
もう時間内はむりだな・・・とにかく行けるとこまであるこう・・・・
座ることもしたくない。 休む時間ももう水分補給、栄養補給くらいでいい・・・・
休むとあとが辛い。 座れば立つのが辛い・・・
車にすこし腰を据えて、補給が終わればリスタート。

今度は長い長い下り坂・・・・
膝が痛い。途中でなんどもガードレールに腰掛けながら、ただただ下る。
もうずっと下って、ずっとおんなじ道を通ってるんじゃないだろうか。進んでなんかいないんじゃ無いだろうか・・・・とさえ感じてくる・・・・
だんだんと漆黒の闇が薄くなり、切りが出始め、白白と空が、道が見え始めてきた。 朝だ!

このまま一気に80kmまでいこう!という気になり、大声で歌いながら進む。
足は動かないし、まだまだ寒いし、辛いが、心は晴れ晴れとした気分になってきた・・・・

その時!
目の前に諏訪湖が見えた!
「諏訪湖だ〜!」と感動して叫んでいる自分にきづく・・・
朝日に照らされキラキラと輝く大きな湖。なんて綺麗なんだろうか・・・・
そうして、いっぽいっぽ下っていきました。

7:10 80km地点

ようやく80km。この時に朝の7:10。
このあたりから元気が出てきて、身体は痛いいし辛いが「ゴールはできるな!」という気持ちになった。
しかし、目の前のトンネルをくぐってまっすぐと言われたが、なんと通行禁止!
えー!なんだよ!と感情が高ぶる。
しかし、仕方がないので、トンネル横の階段を登りとにかく進む。 痛くて階段が登れない・・・
感情は高ぶり、頭の中はぐるぐるぐる・・・・

でもとにかく歩くぞと歩はすすめる。
太陽も上り暖かくなってくると、ペースも少し上げれるようになってきた!
「行けるぞ!」と突き進む。
ずっとまっすぐ行って右! ずっとまっすぐ行って右!
と連呼しながら進むと、大きな交差点に、ここで本当にあってるのか?不安に・・・・
右に行くと、茅野市街の看板・・・え?!
いや右と言っていた。進もう。ん?!戻るか?
なんか細い道の住宅地に迷い込んでしまう・・・・
あれ?! まよった??? 不安が襲ってくる・・・
でもとにかく歩こうと1時間ほど歩く・・・・のどが渇いてくる・・・頭がぼうっとしてくる・・・
やばい、まよった。携帯もない。水もない。助けもこない・・・・・
など思考に取り憑かれてから、ギブアップをするまで大した時間ではなかたのでしょう・・・
その頃には、めまいがしてきて、身体はずんずん重くなり、喉は乾き、体中が痛くなってくる・・・・
ダメだ。ギブアップしよう。と思い、民家に助けを求める。
事情を話して、電話を借りて、助けを呼ぶ・・・

そのお宅の玄関に入れて頂き座ると、お茶や甘いパンまで頂く・・・・優しさに涙がこみ上げる・・・

8:00過ぎ ついにギブアップ宣言

その後、サポートカーが迎えに来て車に乗ると、ギブアップを宣言・・・・8:00過ぎ・・・・
もう最後の全てが自分が望んだことの様に思えてきた・・・

糸が切れたように寝てしまっていたようで、気づけばゴールに来るまでついていた。11:30・・・
ゴールの女神湖は雪が残り、すばらしい景色・・・

まだ歩き続けている1人以外は自分も含めみんなリタイヤ。
最後の1人があと6kmくらいだという。頑張って欲しい。心のそこからそう思った。
しかしボロボロの身体でゴールまでたどり着いたのはなんとお昼過ぎの13:30ころ・・・約26時間半で完歩・・・本当にお疲れさま。

ゴールしたものだけができる清々しいまでの笑顔でした。 心から敬服しました。

そのまま私に近づき、「斉藤先生、なんでリタイヤしたんですか!w」とキツーイ一言! 参りました!笑 一同大笑い!!

そうして、みんなで諏訪湖の温泉入り、美味しい食事をして一泊。
翌日もしばらく身体は痛かったですが、自分の限界や痛みに対する感覚が変わった様に思えました。
でも完歩出来ない自分の未熟さを痛感できた素晴らしいイベントでもありました。
またやりたい!! と思っています!

以下の日程で歩く旅を開催しますので、ぜひ皆様ご参加下さい!

5月22日、23日
  3〜40km 歩く旅
    (高森町周辺を予定)

6月26日、27日
  108km 歩く旅
    高森町〜蓼科高原女神湖

詳細は決定次第にアップします!!

さあ、みなさんのご参加お待ちしてます! 一緒に歩く旅を体験しましょう!

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